August 25, 2005

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ファンタジーな羊皮紙

ファンタジーRPG100の常識 (アイテム編)」の第2章「日用品」の14番目は「羊皮紙」。
羊皮紙とは、動物の皮から作った紙のことで、これはヒツジに限らずウシやヤギの皮からでも作られます。この製法がかなり手間ヒマのかかるもので、まず皮をたんねんに洗い、次に毛を取るためこすり、さらになめらかにするため軽石で磨き、最後にチョークで仕上げて、これでようやくできあがりです。
できあがりは、意外なほど白いものです。チーズとかビスケットとかを包むのに使う、半透明で水をはじく白い紙がありますね。あれを「パーチメント紙」といいますが、羊皮紙はちょうどあんな感じです。
ただし、やはり字が書きにくかったり、ぶ厚くて重く、何より紙よりもコストが高いようです。
それでも、丈夫でかなりの保存が利くこともあり、紙が普及し始めてからも、特に大学では羊皮紙にこだわったそうです。
この「大学と羊皮紙」の関係というのが、これまた興味深いものでした。羊皮紙業者にとって誰よりもお得意様なのは、やはり大学。そのため、業者は大学をかなり優遇するようになり、仕入れた羊皮紙はまず大学関係者に優先的に販売し、売れ残ったものだけを一般のお客に売るのが通例でした。
ということは、ファンタジー世界で言えば、魔術関係の学院などが優先的に羊皮紙を入手できるわけで、そこから追放されたりした場合、羊皮紙すら手に入れることは容易ではないってことですよね。
当初はそれほどでもない場合でも、段々と被害者意識が積もっていきそうです。
もしかしたら、羊皮紙の恨みから悪の道に走った魔法使いもいるかも?!



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Posted by e_tacky at 08:46 │Comments(0)TrackBack(0)
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