December 05, 2008
D&D第4版「プレイヤーズ・ハンドブック」到着
いよいよ第4版の世界に触れることができます。
D&D第4版を紹介した次の記事を読んで、期待がますますふくらんでいます。
=>[TRPG]D&D4th は RPGの王道 - Akira’s Diary この話は聞き流せ。
さて、このパーティー内のロールプレイが最も発揮されるのは、パーティーが危機に直面した場合である。最も端的なのは言うまでもない戦闘だ。ゆえに、2版、3版、3.5版、そして第4版と見てきたとき、最も変化しているのは戦闘ルールだ。それはアドバンスドではないD&Dを「クラシック」として過去のものとした中で、「クラシック」からの進化系としてもあるために、チームワークを引き出すことと、遊びやすくすることを目的としてチューニングされてきた。そして第4版では、その点で高い次元の完成度に至った。それは、ファンタジーRPGであることをルールが体現しているほどだ*3。つまりプレイヤー・キャラクターがコボルト程度の敵しか相手に出来ない存在であっても、そのルールに則ってダンジョンの危険を発見し対処し謎を解き、立ちはだかる敵に剣と魔法を駆使して立ち向かうことで、種族と職業による個性が集まったパーティー・プレイ=ロールプレイが引き出されるのである。そこに世界観や、はたまた世界の危機、プレイヤー・キャラクターの人外化や燃え尽きの危険、キャラクターの性格や癖や人間関係の設定がなくても。戦闘ルールを中心に、各キャラクターの役割分担をより明確にしたシステムとして進化している、つまり、パーティー内ではっきりした立ち位置を軸に、戦術的に凝るもよし、より個性などのキャラクターの色づけに力を入れるもよし。元祖ロールプレイング・ゲームとしての王道を、より幅広く、より洗練されたルールで楽しめるということでしょうか。
D&D第4版では、私の見た限りの範囲でだが、けっこう高いレベルに至っても、キャラクターのクラス(職業)による区別は、線引きがかなり明確になっている印象を受ける。
RPGを楽しむための確かな土台としての「ダンジョンズ&ドラゴンズ」は、日々進化し続けているということですね。
【参考サイト】
- 「世界は英雄を求めている――『第4版 プレイヤーズ・ハンドブック』プレビュー開始!」@HJ:取り留めのない話、第三章:So-net blog
- 『ダンジョンズ&ドラゴンズ第4版コンベンション in 東京』の締め切り間近です。 - Flying to Wake Island
- TRPGつれづれなるままに 3.5と4.0の出会い - livedoor Blog(ブログ)
- D&D第4版『プレイヤーズ・ハンドブック』インプレッション TRPGアイテムレビュー POPUP TRPG
Posted by e_tacky at 18:22
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D&D・テーブルトークRPG
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この記事『D&D第4版「プレイヤーズ・ハンドブック」到着』へのコメント
トラバくっつけていただきまして、ありがとうございます。
うちの該当記事は、4版PHB発売の話題とは微妙にズレている気もするのですが、これから、多分頑張れる……と、思います。
Posted by 沢渡祥子 at December 06, 2008 11:32
>> 沢渡祥子様
コメントありがとうございます。
3.5版から4版へ、嬉しいような複雑な気持ちもある。それは自分にも共感できるなあと思い、トラックバックさせていただきました。
もろ手を挙げて万歳とはいかなくても、大きな期待感はあるのかなと。
新たなルールで混乱する苦しみは、ある意味、新たな楽しみではないかと思います。
Posted by e_tacky at December 08, 2008 07:13