April 13, 2012

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武田邦彦氏「原発、環境を考える」

上司の代理として、日本海政経懇話会に出席。
中部大学教授・武田邦彦氏による「原発、環境を考える」との講演でした。
原発の非常用発電機が地下に設置されていることを通し、津波よりも竜巻・ハリケーンへの安全対策を重視するアメリカ式をそのまま採用すべきでなかったなど、頷ける内容も。現状では、再稼働の条件として、クリアされるべき課題は解決されていない、との問題意識は、島根原発に近い米子市民としては参考になりました。

ただ「石油は800年は大丈夫」というのは氏の見識として横に置いておくとしても、「石油が足りようが、足りなくなろうが、どちらにしてもドバドバ使うべき!」というのはちょっと……。もし足りなくなるにしても、他国より先に使ってしまえ!という、何とも乱暴なご意見を披露しておられました。
また、地球温暖化などしない、と論を展開しつつ、「もし温暖化しても、その影響は中国の砂漠周辺とか、アメリカにハリケーンが襲うとかが先だから」と脱線。「温暖化したら、(戦争の)復讐ができる」とのこと。会場の一部で笑いが起きてましたから、もしかしたら、冗談だったのかもしれませんが……。
そのほかにも
「南極の平均気温は−40℃だから、温暖化しても南極の氷は溶けない」>いや、それは南極点付近の平均気温で、周辺部で溶け始めるところが出てくる可能性はあるでしょ。(現状では南極の氷は増えてるみたいですが、減少に転じるだろうという研究も発表されてますし。
 【参考】温暖化でも南極の氷が溶けない理由(記事全文) - ナショナルジオグラフィック 公式日本語サイト
とか、
「二酸化炭素濃度が上がって気温が上昇したとしても、海水の温度は上がらないから温暖化にはならない」>いや、仮に上昇が気温だけだとしても、その影響は問題でしょ。
など、いろいろと楽しいご講演でした。
何だかなあ……。
 【参考】山本弘氏による武田氏の著書への反論本「“環境問題のウソ”のウソ




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Posted by e_tacky at 17:53 │Comments(0)TrackBack(0)
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